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Call Me KOMI!-『英語リスニングに強くなる』
詳しい内容紹介


 僕が執筆した『英語リスニングに強くなる』の詳しい内容説明です。面白そうだと思った方は、ぜひ本屋さんでチェックしてみてください。

<章立てと主な内容紹介> <ターゲットと難易度>


<章立てと主な内容紹介>

 この本は、この本のコンセプトなどが紹介してある「前書き」、リスニングの学習法をいろいろな観点から説明した「学習ガイド編」、楽しく効率よくリスニング力がつく音声材料を詳しい解説と共に掲載した「実践編」の3つに大きく分かれています。


「私とリスニングのちょっと長い前書き」

 僕は今でこそ大学・語学学校・予備校などで英語を教えていますが、昔はリスニングアレルギー、コミュニケーション英語コンプレックスでした。そんな僕は、ある2つのきっかけから英語を楽しんで使えるようになりました。そしてその中に、僕に限らず、多くの日本人英語学習者がなかなか使える英語力が伸びない原因を知る上でのヒントがあったのです。

 これをみなさんに知ってもらうため、僕自身の英語学習を振り返る形で、私のリスニングアレルギーを変えたきっかけや、英語を学ぶ上での大切な心構えについて簡単にまとめてあります。また、この本のコンセプト「日本人の日本人による日本人のためのリスニング本」や、全体の構成と簡単な内容紹介、そしてこの本を作成する上での作者としての僕の思いなどもありますので、前書きと目次を見てくだされば、この本がみなさんに役立つものかどうかを判断できると思います。


「リスニング学習ガイド編」

 第1章 リスニングとは?

 リスニングとは何かを理解するために、英語を4技能の観点から大きく考え、日本人英語学習者がはまりやすい落とし穴とその解消法など、4技能がバランスよく備わった使える英語力を身につける方法を説明しています。その際、母国語と同じように学ぶ方法の利点と問題点を明らかにし、日本人英語学習者にもっと向いている現実的かつ効果的な英語学習方法を紹介しています。

 第2章 リスニングに必要な力と効果的学習法

 リスニングができるようになるためには、音声聞き取り能力と聞き取った音声を理解する能力の2つが大事です。その2つの面を分け、それぞれの力をチェックし強化するための方法、さらには両者を一体化するための方法について説明しています。また、とにかく量を聞くリスニング学習法の問題点を明らかにし、私が推奨する精聴と多聴を両立するリスニング学習法を紹介しています。

 第3章 『精聴の基本プロセス15』を利用したリスニング学習法

 私が推奨するリスニング学習法の1つ、精聴(しっかりとしたプロセスで繰り返し聞くこと)を詳しく説明しています。基本プロセス15とそのアレンジ方法、さらにはCDブックを中心とした精聴向けのリスニング材料も紹介しています。ちなみに、後半にある実践編を行うことで、精聴の方法をより深く理解できるようになっています。

 第4章 多聴によるリスニング学習法

 私が推奨するリスニング学習法のもう1つ、多聴(半ば楽しみとして多くの英語を聞くこと)を詳しく説明しています。映画・テレビ・ラジオ・洋楽・雑誌・インターネットに分け、それぞれ方法とお勧めの材料を紹介しています。特に映画に関してはかなり詳しく説明していますので、「洋画を字幕なしで見たい」と思っている方にお勧めです。

 第5章 テストのためのリスニング対策

 TOEFLやTOEICなどの英語資格試験や大学受験など、試験対策としてリスニング学習をしている方も多いと思います。ただし、試験のために英語を勉強することには危険性があるのです。特にリスニングの場合、試験対策用だけにリスニングをやっていると、なかなかスコアが伸びなかったり、スコアは高くても実際の場面で使えなかったり、という問題が多々見られます。そこで、テストのスコアアップを目指しながらも、実際の場面でも役立つ本物のリスニング力をつける方法について説明しています。

 第6章 英語を英語のまま理解するためには

 英語学習者の究極の目標である、日本語を介さずに英語を英語のまま理解できるようになるにはどうすればいいのか、について説明しています。日本人が英語を理解し、使うプロセスを明らかにし、言語学や脳科学という専門的な観点も踏まえて説明し、英語を英語のまま理解するためのコツについてまとめました。リスニングはもちろん、リーディング(速読)力をつけるためにも役立ちます。


「『精聴の基本プロセス15』実践編」

 学習ガイド編で学んだ精聴によるリスニング学習法をより実行しやすくするための実践編です。説明されている順番に実行すれば、精聴の基本プロセス15とそのアレンジ方法が自然とできるように構成されています。

 リスニング力をつけるためには、会話から文章へと移行していくのが効果的なのですので、「会話」「ニュース」「物語」の3つに分け、全部で20個の音声材料を詳細な解説と豆知識などが満載のコラムも交えて掲載しています。

 「会話」は実際に体験した留学生とのやり取りを基に、僕自身がダイアログを作り、ネイティブの方にチェックしてもらったものです。ジョークや心理テストなども交え、楽しめる内容になっています。「ニュース」は外国のものだと難しく、聞き取れたとしても実用的ではないため、日本で発売されている英字新聞The Japan Timesからできるだけみなさんにも身近で興味の持てるようなトピックを厳選しました。「物語」は英語を英語のまま理解するためのコツであるイメージ化に特に最適なので、笑える小話とほのぼのとした家族の物語を選びました。

 この本の実践編を行い、そこで学んだ精聴の基本プロセスとアレンジの方法を生かせば、他のCDブックや雑誌などでも実践を続けられます。


<ターゲットと難易度>

 この本を作るにあたり、できるだけいろいろなみなさんに役立てて欲しいという思いと、僕が教えているいろいろな場所でも使えるようにという実利面から、ターゲットと難易度をかなり幅広くしました。

 この本をまず使って欲しいのは、コミュニケーションをするための英語力をつけたい、特に英会話力をつけたい人です。英会話ができると、友達が増えたり、海外旅行が楽しめたりと、世界が大きく広がります。英会話ができるようになるには実際の場面で英語を使うのが一番いいわけですが、ほとんどの方は1日中英語を使える環境にはいないでしょう。英語を使える少ない機会で効率よく英会話力をつけるためには、普段自分でリスニングによる英語吸収をすることが欠かせません。この本は、日本にいながら1人でできる方法にこだわって書きましたので、この本を生かせばいろいろなものを使って自分でできるようになります。もちろん、将来的に留学を考えている人、仕事などで英語を使う必要がある人など、英会話よりももっと高いレベルの英語力が必要な人にも役立ちます。

 また、特に使って欲しいのは大学生です。僕自身、大学受験で一生懸命英語を学習したのにも関わらず、コミュニケーションの能力が全然伸びませんでした。これは心構えや方法が間違っていたためなのですが、よく「今の僕が大学生の時の僕に教えることができたらなあ」と思うことがあります。今大学で教える際も、その時の苦い経験を生かして教えるようにしています。この本は、大学の授業でのテキストとしても使えるように作りましたので、大学受験までに身につけた英語力をもっと幅広い英語力につなげていくためのヒントが、数多く含まれています。

 さらに、TOEFLやTOEICなどの英語資格試験や、大学受験でリスニングが必要なためにがんばっている方も多数いらっしゃると思います。僕自身もいろいろなテストを受けましたし、その勉強もしました。大学・語学学校・予備校でリスニングを教えてもいます。その際気づいたのが、「テストのためのリスニングは、使える英語力とは直結しない危険性がある」ということです。本当の英語力をつけながら、スコアアップも目指す方法を、常日頃から指導するようにしています。この本ではテストの理想と現実を踏まえたリスニング学習法についても章を割いて説明していますので、テスト対策用としても使えます。特に大学受験対策に必要な人は、できるだけ早い時期に使うことをお勧めしますし、高校1、2年生のうちにやっておくと、受験でも有利になります。

 とにかく、私のように英語が好きで勉強している割になかなか英語力がつかないと悩んでいる方々に、その原因と対処法を知って欲しいという気持ちでこの本を作成しました。役に立つだけでなく、できるだけ楽しく行えるように考え、音声材料に関しても工夫を凝らしました。難易度も、簡単なものから難しいものまでいろいろを取り揃えましたし、この本で方法さえ学べば、その後に自分に合った難易度の他の音声材料(本の中でも紹介しています)を探すことで、この本では難しすぎたり簡単すぎたりする場合にも、対応できるはずです。つまり、初級者から上級者まで、様々な目的で様々な英語を身につけたいと思っている人がこの本のターゲットです。