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がんばれ大学受験生-英語のアドバイス!
解く順番と時間配分

 受験では、確実に解くことが大事だけど、大量の問題を決まった時間で解くためのスピード力も大事になってくる。このページでは、スピードを上げるために役立つ、解く順番と時間配分について書くので、参考にしてね。(「いろいろなものの利用法!−赤本(過去問)」や、英語に関しては「英語の過去問分析」も参考にしよう!)


<解く順番と時間配分の重要性>

 みんなはまず問題が配られたら何をする?すぐに問題を解くって人がいるかもしれないけど、まずは全部を見渡してみよう。

 何問問題があり、どのような出題形式なのかをざっと見て、解く順番と大体の時間の目安を考えてからはじめると、最後に時間切れになってあせったり、最悪の場合の手付かずということを回避できる。

 解く順番の基本は、「知らなければ時間をかけても解けない知識問題」から解き、「時間をかければかけるだけ点数アップが期待できる問題」を後にするということ。つまりアクセント・発音、単語・熟語などの語彙、文法、会話文などを先に、読解や英作文を後にするといいんだ。

 前半の知識問題は、たいていの場合大問1つの中に複数の設問があるはず。そういう問題は、1問30秒(長くて1分)を目安にして解こう。わからない時は適当に答えを埋め、次に進むんだ。(自信のないものには問題にマークをしておいて、時間が余ったら見直しの時に再度考えるのもよい手。)知識問題の中でも順番をつけたほうがいいのだけど、行ったり来たりするとマークミスしちゃうかもしれないので、大問順にやるのがいいかな。これらの知識問題をすばやく解いて、後半の読解などに時間をいかに残すかが、大事だよ!

 後半の読解と英作文のどっちを先にやるかは、各自の得意不得意にもよるけど、英作文が短文や整序英作など短い時間で解けるものは、先にやった方がいい。ただ、自由英作文のような時間をかければかけるだけ点数を稼げる問題は、読解の後(全部の中で一番最後)のがいい。読解問題が複数ある場合は(ってこのほうが普通だけど)文章が短かったり、問題数が少なかったり複雑でなかったりする、短い時間で解けそうなものからやり、手強そうなのを後に回すとうまくいくよ。英作文は出題形式がいろいろあるから目安となる時間を設定しにくいけど、読解は1問あたり20分前後になるかな。

 もちろん、解く順番はみんなの得意不得意にもよるので、自分の一番いい順番にアレンジしよう。1番から順番に解く必要はないよ!また、目安となる時間もそれぞれによって違うので、自分なりに考えよう。全部で時間内に終わればいいんだからね。目安となる時間を越えそうな時は、その時点で分かる範囲で答えを埋め、次に進む勇気も時には必要。とにかく、時間切れや手付かずを絶対に回避するように、効率よい順番と時間配分で問題を解くことが大事なんだ!

 受験英語は英語力(知識力)も大事だけど、いかに早く着実に解けるかも重要。特に、時間かければできるのに、テスト形式だとうまく行かないという人は、この解く順番と時間配分をうまく考えることが必要だよ!

 ただいきなりテストが来てから解く順番と時間配分を考えると、それに時間がかかって逆効果ということにもなりかねない。模試の場合は仕方ないので、最初にざっと見て、大体の目安の時間と問題を解く順番を考えすばやく考えて(問題に書いておくとよりいい)始めるとして、本番の受験の場合は、過去問を利用し、前もってだいたいの目安を作っておこう!

 さらに、それを元に実際に解いてみると、自分なりの時間配分がつかめるはず。(うまくいかない時は、時間配分や順番を考え直すことが必要。)その際、制限時間より少し時間を短めに設定するといい。(10分マイナスぐらいで)というのも本番では緊張と丁寧にやろうという意識からどうしても慎重になり、時間が早くたってしまうからね。(この制限時間を少なめに設定して過去問を解くことを、僕は自分なりの模試と呼んでいるよ。)

 過去問はこのように、本番でできるだけ自分の力を発揮できるようにする前段階にすぎない。だからできたできないも重要だけど、その理由をつかんで時間配分と解く順番を考えることが何よりも大事なんだ!

 各自、いろいろ試してみて、自分に一番合った解く順番と時間配分を使って、効率よく問題を解こうね!