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がんばれ大学受験生-英語の過去問分析!
上智大学(文学部−心理以外)
2003年度

 このページでは、上智大学(文学部−国文・英文・ドイツ文・フランス文・社会学科)の2003年度の英語を僕なりに分析したものを公開します。過去問演習の時に、参考にしてね!

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<上智大学(外国語学部・法学部地球環境法学科)2003年度の分析>

<データ>

制限時間−90分
配点割合−150/350点(1次)


<解く順番と時間配分>

   〔3〕→〔4〕→〔5〕→〔2〕→〔1〕

   〔1〕25分 〔2〕20分 〔3〕10分 〔4〕10分 〔5〕10分 〔見直し〕15分

 *〔1〕と〔2〕は時間がかかる可能性が高いので、〔3〕から〔5〕をいかに効率よく解けるかがポイント。できればもう少し短い時間で解きたい。本番では、最悪でも全部合わせて30分以内にし、残りの読解2問を30分ずつで解くのがいい目安になるだろう。


<問題別分析>

  〔1〕 読解 テーマ−教育(学校教育におけるリストラ) ☆☆☆☆☆

         下線部に関する問題×12 ☆☆〜☆☆☆☆
         内容に関する問題×2 ☆☆☆
         タイトル ☆☆☆

 *本文の内容がかなり難解。学校教育を経済的観点から考えてあるが、公立と私立の対比を読み取れないと、大意すらつかめないかもしれない。幸い、内容に関する問題が3つしかなく、それらは難問ではない。下線部問題が中心なので、全体の内容が明確に分からなくても、下線部が含まれた文の意味、下線部内の語句、前後の文との関係などをヒントに、消去法も使って、できる限り正解を導き出そう。(5)(11)(13)などは難問だが、それ以外で出来るものを着実に抑えれば、合格点は十分取れるはず。

  〔2〕 読解 テーマ−文化(英国の醜い建築物) ☆☆☆☆

         下線部に関する問題×13 ☆☆〜☆☆☆☆
         内容に関する問題 ☆☆☆
         タイトル ☆☆☆

 *〔1〕よりは分かりやすいが、それでも相当にレベルの高い文章。ただしこれも、下線部問題が中心であるので、〔1〕と同じような方法で解けば合格ラインを超えることはできるだろう。(19)と(27)以外は、標準レベルの問題である。

  〔3〕 単語の意味×10 ☆☆☆〜☆☆☆☆

 *単語の意味を考え、正しい英英辞典での説明を選ぶという問題。多義語が多いので、文章をしっかりと読み、語の正確な意味をつかまないと、思わぬミスを犯すので注意である。レベルの高い語が含まれているが、上智を志望する受験生ならば、知っておくべき語ばかり。普段から、しっかりと対策し、頻度に関わらず、できる限りの語彙力を増やすように心がけよう。

  〔4〕 整序英作文×10 ☆☆

 *これはチャンス問題。聞かれるところが1つしかないので、正解を出すのは難しくないので、できれば全問正解したいところ。この問題をいかに落とさず、しかもスピードよく解けるかが、全体の点数や、時間配分に大きく影響を与える問題である。

  〔5〕 間違い探し×10 ☆☆☆

 *基本的な文法力を問うものばかり。このタイプは、上智大学でよく出題される問題形式である。間違いに気づけば何てことない問題だが、慣れないと難しいかもしれない。何となくではなく、間違いの根拠を見つけて解くよう、練習しておこう。


<ポイント>

 外国語学部に比べると、量はかなり少ないが、問題自体ははるかに難しく、相当にレベルの高い問題と言える。特に読解は、かなりレベルが高い。また、出題形式が多岐に渡っているので、総合的な英語力も必要である。特に重要なのが語彙力。〔3〕で設問として問われているだけでなく、読解などにも高いレベルの語彙力が必要となる。それにプラスして、〔4〕と〔5〕を合わせた3問でいかに点数を稼ぎ、難しい読解2問で踏ん張れるかが勝負。読解は、本文の難解さに惑わされないことで、解けるものからしっかりと設問を拾っていくのが大事。また、かなり難解な本文が出ることが予想されるため、難しい文章を読み、少しでも慣れておくといいだろう(受験レベルでは難しいという意味であり、読解が得意な人なら文章自体も十分に読めるだろう)。