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がんばれ大学受験生-英語の過去問分析!
上智大学(外国語学部・
法学部地球環境法学科)2003年度

 このページでは、上智大学(外国語学部・法学部地球環境法学科)の2003年度の英語を僕なりに分析したものを公開します。過去問演習の時に、参考にしてね!

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<上智大学(外国語学部・法学部地球環境法学科)2003年度の分析>

<データ>

制限時間−90分
配点割合−150/350点(1次)


<解く順番と時間配分>

   〔5〕→〔3〕→〔4〕→〔7〕→〔8〕→〔1〕→〔2〕→〔6〕

   〔1〕10分 〔2〕12分 〔3〕7分 〔4〕10分 〔5〕6分 〔6〕15分 〔7〕10分 〔8〕10分 〔見直し〕10分

 *見直しの時間はないかもしれない。問題が多いので、時間配分をしっかり守ることが大事。解く順番は、「知識問題(語彙・文法)」→「会話読解」→「読解」がよいだろう。


<問題別分析>

  〔1〕 読解 テーマ−環境(地球温暖化) ☆☆☆

         語の空所補充×10 ☆☆☆☆

 *本文自体は頻出のテーマであり、分かりやすいが、設問で問われる語彙レベルは高い。普段から語彙力をしっかりとつける勉強をしておこう。設問の解き方としては、空所の前後関係に特に注意するのがポイント。

  〔2〕 読解 テーマ−文化(バリ島の家畜たち) ☆☆☆☆

         内容把握(日本語)×10 (11)〜(17)☆☆ (18)〜(20)☆☆☆

 *本文に含まれる語彙レベルは高い。しかし、内容一致は日本語であり、ざっと大意を取り、設問の該当箇所だけ少ししっかりと読めば、設問自体は非常に簡単。特に段落順になっていて探しやすい(17)までは全問正解しないときついだろう。

  〔3〕 間違い探し×10 ☆☆☆

 *基本的な文法力が問われている問題。このような問題は、必ず根拠を見つけて解けるように普段から勉強しよう。

  〔4〕 会話読解

         語句や文の空所補充×10 ☆☆☆☆

 *会話の前の説明をしっかり読んで、状況をイメージしないと解けない。設問自体も、会話読解にしては相当にレベルが高い。ただし、簡単な問題も含まれているので、それを落とさないこと。

  〔5〕 単語の意味×10 ☆☆☆

 *中には難しいものも含まれるが、ほとんどは基本語彙。上智志望者ならば、知っておかなければいけない。このような知識問題は、全問正解は無理としても、8割以上は取れるようにしよう。

  〔6〕 読解 テーマ−社会(イギリスの社会問題) ☆☆☆

         語の空所補充×10 ☆☆☆☆

 *本文自体は頻出のテーマであり、分かりやすいが、設問で問われる語彙レベルは高い。普段から語彙力をしっかりとつける勉強をしておこう。設問の解き方としては、空所の前後関係に特に注意するのがポイント。

  〔7〕 会話読解

         (61)文の空所補充 ☆☆☆☆
         (62)語句の空所補充 ☆☆
         (63)〜(67)内容把握 ☆☆☆

 *会話を中心にした読解問題は、状況を正しくつかむことが大事。この場合は、作者が手がかりを探すために電話でカマをかけていることが分かれば、設問はたやすい。内容把握は、消去法を使うと早くて確実。

  〔8〕 会話読解

         内容把握×8 ☆☆☆

 *精神科医と患者の会話だという状況をいかに早く分かるかがカギ。最後まで読めば分かるので、こういう問題はまずはざっと全部最後まで読んでしまうとよい。設問は標準レベル以下。全問正解が望ましい。


<ポイント>

 問題自体は難問もさほどないが、何と言っても問題量が膨大。単純計算で、大問1つあたり10分前後。全体の時間配分にもよるが、20分以上かかったら間に合わない。マークとは言ってもこれを時間内で正確に解くのはかなり難しく、大学受験では最難関の問題といえる。大事なのは速読力。ここ(上智一般)に関しては、細かく読むよりも、ざっと読んで大意をつかみ、さらに設問の該当箇所を早く探す練習が必要。語彙レベルも高いので、語彙力をつけ、さらに分からない語句があっても類推し、読み進めることもできないといけない。そして、問題を早く解く力も必要となる。同様の読解問題を制限時間10分程度で解く練習をするとよい。逆に言うと、早く解ける人にとっては、問題自体は簡単なので楽になるだろう。