↑読解を得意にして合格を勝ち取ろう!↑

がんばれ大学受験生-英語の過去問分析!
慶應義塾大学(法学部−B方式)
2003年度

 このページでは、慶應義塾大学(法学部−B方式)の2003年度の英語を僕なりに分析したものを公開します。過去問演習の時に、参考にしてね!

amazon 「赤本(教学社)04」
楽天ブックス 「赤本(教学社)04」
(まだ持ってない人は、上のURLからも買えるよ。)


<慶應義塾大学(法学部−B方式)2003年度の分析>

<データ>

制限時間−80分
配点割合−200/400点(1次)


<解く順番と時間配分>

   〔1〕→〔2〕→〔3〕→〔4〕→〔5〕

   〔1〕5分 〔2〕15分 〔3〕10分 〔4〕10分 〔5〕25分 〔見直し〕15分

 **読解の順番は、時間のかかりそうにない順でよい。手付かずの問題があると合格は難しいので、大問ごとの制限時間をしっかりと守って解くこと。スピードが足りない人は、見直しの時間を〔2〕以降の問題に配分してもよい。


<問題別分析>

  〔1〕 〔A〕アクセント×5 ☆☆ 〔B〕発音×5 ☆☆

 *頻出のものばかりとは言えないが、こういう知識問題で落とすと、致命傷になりかねない(慶應レベルなら特に)。できる限りの対策をしておこう。

  〔2〕 会話読解

         〔A〕短文の空所補充×9 ☆☆☆☆☆
         〔B〕文の中の空所補充×6 ☆☆☆☆

 *相当に難しい会話読解。福沢諭吉の言葉の英訳に対する会話であること、さらには3人の人物関係や出身国を意識しないと、会話の流れすらつかめないだろう。〔B〕はさほどではないが、〔A〕はしっかり前後を読み解かないと解けない。選択肢と空所の数が一致していることを利用し、確実なものから埋めていこう。

  〔3〕 読解 テーマ−文化(竜伝説) ☆☆☆

         段落の要約×6 ☆☆☆☆

 *一致しないもの(0)があるため難しくなっている。パラグラフが6つなのに対し、選択肢が10個あることに注目。まず本文を読み、選択肢の中で各段落に適切なものを探すと共に、本文には書かれていないものや本文の内容とは一致しないものを消去することで、すばやく正確に問題が解けるはず。

  〔4〕 読解 テーマ−医療(安楽死) ☆☆☆

         空所補充×8 ☆☆☆☆

 *医学部でも十二分に出題されそうな問題。2箇所以上使えることに注意(だからこそ難しいのだが)。積極的安楽死(active euthanasia)と消極的安楽死(passive euthanasia)は、語の意味だけでなく、違いや概念もしっかりと理解しておこう。

  〔5〕 読解 テーマ−社会(マスコミ論) ☆☆☆☆

         〔A〕語句の空所補充×5 ☆☆
         〔B〕(45)空所補充 ☆☆☆☆
            (46)〜(52)下線部意味×7 ☆☆☆
            (53)内容一致 ☆☆☆☆

 *本文は長めだが、内容自体は分かりやすい。設問も、下線部の意味問題は確実に取れないといけない。語彙力はもちろん、前後関係をしっかり把握して解くことが大事。


<ポイント>

 とにかく読解問題が多いのがポイント。本文の長さもあるし、設問も1文1文はもちろん、前後関係や全体を見据えた読解力がないと高得点は望めない。量に負けないだけの速読力も必要になる。読解問題が苦手な人が合格点を取るのは至難の業。読解問題を数多く演習することで、読解を得意にしよう。さらに、今年度の〔2〕の会話読解は相当に難化したので、ここが合否の分かれ目になるかもしれない。(全体的にも、2002年度よりもかなり難化している)