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がんばれ大学受験生-英語の過去問分析!
慶應義塾大学(医学部)2002年度

 このページでは、慶應義塾大学(医学部)の2002年度の英語を僕なりに分析したものを公開します。過去問演習の時に、参考にしてね!

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<慶應義塾大学(医学部)2002年度の分析>

<データ>

制限時間−80分
配点割合−150/500点(1次)


<解く順番と時間配分>

   〔3〕→〔4〕→〔2〕→〔1〕

   〔1〕20分 〔2〕15分 〔3〕15分 〔4〕20分 〔見直し〕10分

 *本番では、見直しする時間はほとんどないだろう。自由英作文からやるか、読解からやるかは、どちらが得意かにもよる。全体で時間切れを起こす可能性があるなら、自由英作文と〔2〕の要約問題を先にやり、残った時間で〔1〕をできるだけ解く、上の順番が良いだろう。


<問題別分析>

  〔1〕 読解 テーマ−医学(老人性痴呆症) ☆☆☆

         1 内容説明(日本語30字程度) ☆☆
         2 和訳 ☆☆
         3 内容説明(日本語30字程度) ☆☆☆
         4 和訳 ☆☆☆
         5 英作文×2 ☆☆☆☆

 *本文自体はそれほど難しくはないが、問題が記述ばかりなので、時間をかけすぎないように注意する必要がある。英作は(b)は難しくないが、(a)はかなりレベルが高い。

  〔2〕 読解 テーマ−医学(動物実験について) ☆☆☆

         要約(日本語80字程度)

 *要約問題とは言え、設問に「動物実験についての筆者の意見」と書いてあるので、まとめるポイントがはっきりしているので、比較的取り組みやすい要約と言える。(逆にポイントを外すと、点数はもらえない。)特に大切な文を中心に、パラグラフ構成も加味して、うまくまとめよう。これも、実際に問題演習をし、コツをつかむことが大事。(ちなみに本文は、2002年獨協(医)の〔1〕とほぼ同じ。)

  〔3〕 自由英作文(100字程度) ☆☆☆

 *絵を見て、その絵が伝えないことまとめる問題なので、〔4〕のように意見を自分の意見を書く自由英作文よりは、簡単だろう。ただし、ポイントを外すと点数はもらえない。有名な絵のパロディーであることが分かれば、環境問題を意図していることが分かる。

  〔4〕 自由英作文(100字程度) ☆☆☆☆

 *文章の内容を元にして、賛成か反対かどちらかの立場に立って、自分の意見を書く自由英作文。かなりレベルの高い問題と言える。まず何よりも、文章を正確に読むことが大前提。そして、どちらの立場の方が書きやすいかを瞬時に判断し、大まかな構成を考えてから書こう。設問に具体例を挙げろと書いてあるが、書かれてなくても例を挙げて書かないと、薄っぺらな自由英作文になり、点数はもらえない。


<ポイント>

 記述ばかりで、しかも自由英作文が2題もあるため、内容的にも、時間的にも、非常にレベルの高い問題と言える。単純計算で、大問1問につき、20分以内で必ず解かないといけない。記述問題は、実際に解き、その答えと正解を見比べ、そのコツをつかむことが何よりも大事。(できれば添削してもらうとよい。)本番で書けば何とかなるという姿勢では、本番では非常に苦しいだろう。特に自由英作文は、毎年出題されているし、合否のポイントになること間違いなし。十二分に対策をしておこう。