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がんばれ大学受験生-英語の過去問分析!
慶應義塾大学(環境情報学部)
2003年度

 このページでは、慶應義塾大学(環境情報学部)の2003年度の英語を僕なりに分析したものを公開します。過去問演習の時に、参考にしてね!

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<慶應義塾大学(環境情報学部)2003年度の分析>

<データ>

制限時間−120分
配点割合−200/400点

*英語と数学の両方の選択者はこの半分


<解く順番と時間配分の例>

   〔1〕(→5分休憩)→〔2〕

   〔1〕50分 〔2〕50分 〔見直し〕20分

 **時間が長いので、集中力持続のため、間に5分ほど休憩するとよい。


<問題別分析>

  〔1〕 読解 テーマ−文化(時間のパラドックス) ☆☆☆☆☆

         空所補充×20 ☆☆☆☆
         内容に関する問題×10 ☆☆☆

 *本文は相当に難解で、とにかく長い。語彙レベルや文構造による難しさというよりも、長さと内容から来る難しさに戸惑う受験生がほとんどだろう。文章に関しては、受験レベルでは最難関の1つと考えられる。設問に関しては、空所補充はかなり難しい。前後関係をしっかり読み解かないと、選択肢が3つしかないのに間違ってしまうだろう。前後文のつながりに注意することが大事。中には簡単な問題もあるので、それを落とさないことも重要である。内容に関する問題は、パラグラフが指定されているので該当箇所を見つけやすく、それほど難しくない。該当箇所をしっかりと読み、消去法も含め、正解の根拠を見つけよう。

  〔2〕 読解 テーマ−心理学(対象認識力の獲得) ☆☆☆☆

         空所補充×20 ☆☆☆☆
         内容に関する問題×10 ☆☆☆

 *こちらの方が、パラグラフ構成が明確な分、読みやすいかもしれない。対象認識力とは何か、そしてそれが生得であるかということに関する二つの理論を分け、さらに作者がどちらの立場に立っているかを意識して読めるかがカギ。ただし文章、設問とも、難易度にはさほど変わりはない。〔1〕と同じことがポイントになる。


<ポイント>

 文章、内容、長さ、設問とも、相当にレベルが高い問題と言える。さらに、120分という長い制限時間を考えると、いかに長さに惑わされず集中力を持続できるかが勝負になる。文章は難しいので、それに合ったレベルの読解を普段からすることも大事だが、同じような長さと難易度の文章を見つけることは難しい。そこで、環境情報の過去問演習をしっかりすることはもちろん、出題形式が似ている総合政策の過去問演習をすることも勧める。文章に比べれば、設問はそれほどでもない。空所補充は難しいものも多いが、内容に関する問題は思ったほど難しくはない。問題別分析のところに書いたポイントを踏まえ、空所補充でできる限りふんばり、内容に関する問題の方でいかに点数を稼げるかがポイントになる。過去問演習で、出題形式に慣れ、設問を解くコツもつかんでおくこと。