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がんばれ大学受験生-英語の過去問分析!
早稲田大学(教育学部−文系)
2004年度

 このページでは、早稲田大学(教育学部−文系)の2004年度の英語を僕なりに分析したものを公開します。過去問演習の時に、参考にしてね!

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<早稲田大学(教育学部−文系)2004年度の分析>

<データ>

制限時間−90分
配点割合−50/150点
*学科によって割合に変化あり


<解く順番と時間配分>

   〔4〕→〔1〕→〔2〕→〔3〕→〔5〕

   〔1〕15分 〔2〕13分 〔3〕17分 〔4〕10分 〔5〕20分 〔見直し〕15分

 *〔4〕の会話以外は読解問題であり、1つの大問あたり15分から長くとも20分以内で解かないと全体で時間切れを起こす可能性がある。しっかりと時間配分を守ろう。解く順番は〔4〕以外はどの順番でも大差ない。今回は会話問題が難しいので、会話を先に解くことにこだわる必要もない。最初の文を読み、自分の得意そうなテーマから解くのもいいかも。


<問題別分析>

  〔1〕 読解 テーマ−教育(日本の子供達の体力低下) ☆☆☆

         1 空所補充×7 ☆☆☆

 *こういう問題は、空所の含まれている文を元にまずは空所に入るべき語句の要素(品詞など)をチェックし、その後に前後関係をヒントに意味から解こう。点数を落としたくない問題なので、苦手な人は同様の問題で演習し、出題形式に慣れること。

  〔2〕 読解 テーマ−生活(SARS) ☆☆☆

         1 用語解説×6 ☆☆☆〜☆☆☆☆
         2 指示語 ☆☆
         3 内容に関する空所補充×4 ☆☆☆

 *SARSに関する文章なので、語彙レベルは高めかもしれない。難しい学校になればなるほど時事問題が出やすくなる。普段から日本語でいいので、一般常識や背景知識を付ける努力をしておこう。もちろんなくても英語力で解けるが、気分的に違うし、正確性やスピードを上げる助けにもなる。

  〔3〕 読解 環境(大気汚染) ☆☆☆

         1 下線部の言い換え ☆☆
         2 下線部の例 ☆☆☆
         3 下線部の内容 ☆☆☆
         4 整序英作文 ☆☆☆
         5 下線部の意味 ☆☆☆
         6 空所補充 ☆☆☆
         7 内容一致 ☆☆☆☆

 *問題が入り組んでいるので要領よく解かないと思わぬ時間を食うので注意。1〜6は文章を読みながら解き、最後に7を答えるとよい。ポイントは7の内容一致。文章全体の内容はもちろん、早稲田の場合は選択肢が紛らわしので、できるだけ本文の該当箇所を探して解こう。環境問題は頻出なので、しっかりと読み込んでおくこと。

  〔4〕 読解 テーマ−会話(OLたちの口げんか) ☆☆☆☆

         1 空所補充×9 ☆☆☆☆
         2 強勢 ☆☆☆
         3 下線部の内容 ☆☆☆

 *会話問題としては相当にレベルが高い。まずは会話の状況と登場人物の関係に注目して最後まで読んでから、問題を解くといいだろう。ちゃんと読めるとかなり面白いやり取りがなされていることが分かる。Kathy VS Linda&Anneの構図をいち早くつかもう。

  〔5〕 読解 テーマ−社会(アメリカの愛国主義) ☆☆☆☆

         1 空所補充×4 ☆☆☆
         2 下線部言い換え ☆☆☆
         3 内容把握×6 ☆☆☆〜☆☆☆☆

 *文章、問題共にレベルが高めで、全体の中ではこの問題を出来るかどうかが合否の分かれ目になるだろう。ヨーロッパとの対比に注目すると読みやすくなる。3が一番のポイントだが、それ以前に1と2のような知識問題を落とすと痛いので、しっかりと知識を蓄えよう。3に関しては〔3〕の7の内容一致と同様に、できるだけ本文から根拠を探して解くことが必要。


<ポイント>

 制限時間が90分に対して、いろいろな種類の読解問題が大問で5つの構成。教育学部は毎年幅広いテーマの読解問題が出題されるので、普段からいろいろなテーマの文章を読むことが大事。早稲田レベルになると知識問題はできて当たり前、内容一致や内容把握などの思考問題が出来るかどうかが勝負になる。さらに大問内の設問自体がいろいろな種類で構成されているので応用力スピードも非常に重要である。そういった意味でも、教育学部の問題は総合的な英語力が問われるいい問題と言えよう。普段からさまざまな英文や問題に当たることで、知識の幅・思考力・応用力・スピードをつけよう。