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がんばれ大学受験生-受験相談コーナー!
受験相談室

 メールや受験掲示板で受験相談をやってきた中で、特に気になった質問やトピックをこのページで紹介します。みんなにも当てはまることも多いんじゃないかな?参考にしてみてね。

Q.一日に何時間勉強すればいいですか?
Q.受かるかどうか不安で・・・
Q.英語が苦手なんですけど、どうすればいいですか?
Q.志望校が決まりません・・・
Q.集中力が続きません・・・
Q.どこの予備校がいいですか?
Q.バイトをしたらまずいですか?
Q.勉強の質を上げるにはどうしたらいいですか?
Q.偏差値は上がらないし、判定も悪いのばかり。志望校に合格するのは無理なのでしょうか・・・?
Q.○○が嫌いで出来るようにならないんですけど・・・
Q.○○の勉強は『××』を勉強するだけで十分ですか?
Q.やる気がでないんですけど、どうすればいいですか?
Q.浪人生に不利な学校があるって本当ですか?
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Q.集中力が続きません・・・

 A.集中力というのは、その個人の性格に関わるところが大きいので一概には言えないんだけど(例えば僕はテニスをやってたおかげで、学力はなかったけど、集中力と体力だけは自信あった)、質の高い勉強をするには集中力の持続がとても大事。そもそも、本番の受験のことを考えてごらん。試験はたいてい1教科につき1時間以上あるから、普段の勉強で集中力が続かない人は本番でも苦しいということでもある。だから集中力についてはしっかりと意識する必要があるね。

 まず、どうして集中力が続かないのかを考えてみよう!それが本来の性格的なものなのか、環境が原因なのか、勉強内容や方法が原因なのかによって変わってくるからね。これは集中力に限らず、全てにおいていえること。まずは原因を考える、こっから始まるんだ。

 例えば、僕は浪人生になるときに、現役時代の一番の失敗ははなからあきらめてたことだけど、それと同時に、TVの見すぎがあると思った。このまま勉強してもTVを見てしまって勉強できないと思い、1人暮らしをさせてもらい、TVはもちろん置かなかった。ラジカセは置いていたけど、ラジオや音楽は勉強後の寝る前少しだけにするなど、徹底していたよ。

 もちろん全員が1人暮らしをできるわけじゃないし、勧めてるわけでもないんだけど、原因を考え、対策を立てて、実行し、少し経ったら分析をし、原因を考え・・・っていうサイクルは、こういった勉強をする上での問題解決に限らず、自分の学力を高める上でも大事なことだよ。(このことは、このHPでもいろんなところで触れてることだよね。)

 本題に戻るけど、一番対処しやすいのは環境面。やはり、静かなところの方が集中できるに決まってる。家がうるさいとか、家だと遊ぶものが回りにあって集中できないのなら、図書館自習室で勉強するのがいい。特に予備校の自習室は、回りも勉強しているので自然と気合が入って集中できるからおすすめ。また、ながら勉強(音楽聞きながらやTVを見ながらなど)は絶対に避けるべき。そもそも本当に集中していたら、周りの音声なんて全く入ってこないはず。あと、部屋で勉強する場合は、TV・ラジカセ・マンガなど、勉強に関係ないものは部屋に置かない方がいいね。本当はしまっちゃうのがいいけど、息抜きも大事だから、他の部屋に置かせてもらうのがいい。基本となる勉強場所には、勉強だけに関係あるものだけを置く!これだけでも集中度合いは違うはずだよ。あと、一番お勧めなのは耳栓。これは自分の世界にこもって集中できるので、非常に効果的だね。

 次に、勉強内容や方法が原因になってるパターンも多い。たいていの場合集中力が続かない人は、いつも続かないわけじゃなくて、苦手教科や分野の時に集中できないことが多いらしいんだ。これは仕方のない部分も多い。ただね、苦手なものから逃げ回ってる限りは、絶対に合格は訪れない。だから、あえて集中力のある早い時間に、苦手なものを勉強するようにしよう。後回しにして、集中力が下がってから苦手なものを勉強するから余計集中できなくて、出来も悪いから自然とやる気もなくなってきて・・・という悪循環に陥りやすい。それを回避するためにも、先に苦手なものをやり、疲れたら比較的疲れない得意教科に戻るようにすると、集中した勉強が、長く出来るはず。あと、苦手なものの集中力が続かない原因はひとえに、できないことによるストレスなんだ。出来れば楽しいはず。苦手なものの方が力は伸びやすいはずだし、発見も多い。だから、最初は苦しくてもできいる限り集中して勉強していれば、だんだんとできるようになり、自然と集中力も上がっていくはずだよ。

 性格的なものが原因の人は、対処するのが一番難しいかもしれないね。もともと集中力がない人ってのは、勉強に向かないからね。でもまず考えて欲しいのは、勉強に向いている人間なんてほとんどいないっていうこと!集中力は生まれつきある人もいるだろうけれど、ほとんどの人は嫌々ながら勉強をしている中でだんだんと付いてきたり、合格という目標のためのやる気から自然と集中できるんだ。だから、自分は集中力が続かない性格だというようなネガティブな考えは、即刻捨てた方がいい!模試のときなどは、全部とは言わないけど長い間集中できるでしょ?本番の試験ならば、無理やりにでも集中して問題に取り組むはず。普段から本番の試験と同じ集中力を保って勉強するのは不可能に近いけど、出来ないことはないんだ。だから、時には自分を追い込むことも大事!一度、もう無理っていうまで休憩を取らないで勉強を続けてごらん。最初はその時間は短いかも知れない。でもだんだんと長くなってくるんじゃないかな?後は、集中力が続く時間が短い人は、こまめに休憩を取る分、全体の勉強時間を長くするなど、勉強のやり方に工夫を加えるのもいいね。

 人間の集中力には限界がある。常に同じぐらいの高い集中力で勉強するのがもちろん理想だけど、はっきり言ってそんなの無理。だから、環境・方法・考え方などいろいろなものを試してみて、少しでも集中力が続くように勉強しよう。そしてそのためには、息抜きもとても大事な要素だよ。

 *息抜きについては、「上手な息抜き」も参考にしよう!


Q.志望校が決まりません・・・

 A.志望校は自分で決めるべきことだけど、一応アドバイスするね。

 志望校は、まずは学部で決めるべき。高校までの勉強というのは、与えられたものをこなすだけだったと思うけど、大学以降は自分で選択して学ぶようになるんだ。(勉強しないっていう選択もできちゃうけど・・・(笑))だから、やはり興味のあるものを学べる学部を選んだ方がいいから、学部選びはとっても大事になる。

 そしてその学部は、自分の将来に直結するものであることが望ましいんだ。お医者さんになりたいのに文学部に行ってもなれないし、先生になりたいなら教育学部やその教科を学べる学部(普通は文学部が多いかな)を選んだ方が話が早い。やはりその職業になりやすい学部というのは存在するから、あるんだったら学部選びに役立てよう。

 ただし、全員がなりたいものが明確なわけではないと思う。そしたら、別に学部はこだわらなくてもいい。大学は自分のやりたいことを見つける場所でもあるからね。その場合は、自分の少しでも興味のある学部や、総合的にいろいろなことが学べる学部などがいいかな。

 学部がある程度見えてきたら、次に考えるべきなのは大学。やっぱり大学ごとに特色が違うから、行く大学によってかなり変わってくる。だから、大学を重視するのも大事だね。そして大学の特色って言うのは、その大学に行ってみるのが一番。大学は誰でも入れるし、学園祭の時などに行ってみるのも楽しいかも。学校によってはキャンパスツアーやオープンキャンパスなどもあるから、それを利用するのもいいね。

 大学に入った後なら分かることだと思うけど、大学の名前なんてのはただの枠に過ぎない。いい大学に行っているからって、その人の人間性が優れてるなんてことは全くないからね。(いい大学ってのは世間的にという意味ね。そもそも大学にランクなんてないよ。)ただし、やはりいい大学の方が、いろいろな意味で可能性が広がるのは確か。学歴ってのは将来に関わってくるからね。学部によっても、就職率が大きくくるのも事実だからね。可能性を生かせるかは大学入学後のその人次第だけど、特に志望がはっきりしているのでなければ、できるだけいい大学を選んだ方が無難だよ。

 志望校はこうやって、自分の夢や学びたいこと、さらには行きたい大学とかを総合的に加味して決めるといいよ。そして、できるだけ早く決めた方がいい。やはり志望校があるないとではモティベーションが変わってくるからね。受験教科や分野にも関わってくるから。志望校なんていつ変えたっていいのだから、とりあえず現時点で決めておいて、最終的に決めるのは受験前の申し込みのときでもいいよ。試験が近くなってきたら過去問を使ってその志望校の対策をしないといけないけど、それは最後の方にやればいいことであって、どんな学校でも受かるだけの実力をつけるように勉強するのが鉄則。だから、志望校は具体的でなくてもいいよ。早く決めておいた方がいいというレベルの話だから。

 ただ、これは志望校を探す話であって、実際に受ける志望校を決めるのは別の話。自分の行きたいところはもちろん、チャレンジする学校、自分の実力にあう学校、受かる可能性の高い学校などもまぜて、日程的にも無理がないように複数受けるようにするといいね。そして、最終的にどこに行くかは、結果が出てから考えればいいことなんだ。もちろん、合格したところに納得がいかなければ、行かないという選択もあるのだからね。そういった意味でも、模試とかの結果などで志望校のレベルを下げるのは、意味があるとは思えない。あくまで自分の本当に行きたいところを目指して勉強しよう。

 *大学や学部の情報を探すには、情報誌やインターネットなども使えるよ。予備校に行っている人は、教務の人に聞いたり、チューターなどに聞いてみるのもいいね。


Q.○○の勉強は『××』を勉強するだけで十分ですか?

 A.どんな教科でも分野でも、これだけやれば絶対に大丈夫なんていう問題集(予備校の講義も含む)は存在しないんだ!残念ながらね。これは、絶対的な勉強方法が存在しないのと一緒で、受験生それぞれの状況が違うからももちろんだけど、受験勉強という膨大な量を網羅することが、もともと不可能だからなんだ。

 問題集は売れないと話しにならないから、「これ1冊で○○は完璧!」とか大げさに書かざるを得ない。でも、作者は自分の書いたものだけで完璧だなんてことは、きっと思っていないはず。(もちろん自信は持ってるだろうし、ほぼ完璧とは思ってるだろうけどね。)だからといって、勉強する側の受験生が、その言葉を鵜呑みにしてはいけないんだ。

 1つの問題集では限界がある!また1冊だけをやっていると、答え自体を覚えてしまう危険性があって、本当に理解して解けたのかどうかが分からない。定期試験の時に、暗記教科のノートにチェックペンを引いて覚えるでしょ?それを想像すれば分かると思うんだけど、あれってチェックした場所まで覚えちゃうじゃん?定期テストは短期記憶でいいからそれで十分なんだけど、受験は長期記憶でないと話にならないし、類題はでるとしても全く同じ問題が出る可能性は非常に低いから、しっかりと根拠(その問題を解くための重要ポイントの理解と知識)があって問題を解けないと、意味がないんだ。

 だからといって、何冊も闇雲に勉強するのも逆効果。このHPでも散々書いているように、繰り返し復習することが、絶対に大事だからね。また、勉強時間は限られてるから、何冊もやるにも限界がある。

 ではどうすればいいか?「1冊基本となるものを決め、それを中心にしっかりと勉強した後、可能な限り何冊もやること!」これが大切な考え方。

 1冊通してやることで、その教科や単元に必要な理解や知識の土台ができる。ただそれでは、幅が狭すぎる。だから、その土台を生かして他の問題集で演習をできる限り行えば、さらなる理解と知識が深まるんだ!(もちろん、他の問題集も解きっぱなしではなく、できなかったものを繰り返し行うことが大事。)また、1冊やって土台固めをした後なら、2冊目以降は全部できなくても、自分に重要だと思える章や苦手な部分だけ勉強しても、非常に効果が高い。(もちろん全部通してやった方がいいけどね。)ただし、部分的に勉強してもいいのは、1冊通した後ね。何冊も途中までだと、土台が作れないから。

 もちろん、これは全教科、全分野に当てはまることじゃない。もちろん全部このように勉強した方がいいけれど、時間に限りがあるからね。だから、自己分析をし、教科全体に重要な分野や自分の苦手教科や分野はできるだけ問題集の数を増やす!など、しっかりと考えて勉強すれば、バランスがよく力がつく。その自己分析と実践の結果、この分野に関してはこの1冊しかできないというのなら、それで問題ないよ。

 とにかく、これだけで絶対大丈夫なんてものは存在しないよ。勉強量だってそう。最後までできる限りいろいろなものを勉強すること。これが大事なんだ。


Q.○○が嫌いで出来るようにならないんですけど・・・

 A.厳しいことを言うようだけど、大学受験では好き嫌いを言っている時点で、もう負けだよ!

 気持ちはとってもよく分かるんだ。僕自身も正直いって、日本史は苦手だったし、嫌いだった。(苦手教科は嫌いになる場合が多いよね。)他の教科や分野だって、面倒なので嫌いなものはあったしね。

 でもね、大学合格という大きな目標を、みんなは持ってるよね?これは受験だけではないけど、大きな目標のためには、小さいものを犠牲にしなければならないときが、たくさんあるんだ!

 そもそも、勉強が好きだなんていう人間はいない。僕だって大嫌い。英語を教える仕事をずっとしたいと思ってるから必要最低限は勉強をしてるけど、できることなら勉強なんかしたくないよ。(英語はまだ好きだから続けられてるけどね。)

 しかも、僕は大学受験は終わったから好きなことだけ勉強すればいいけれど、みんなは違う。嫌いなことも苦手なものも全部ひっくるめて勉強しなければならない異常な期間が、大学受験なんだ!

 だから、好き嫌いで判断しては、絶対にだめ!それは逃げにしかすぎない。例えば、単語を覚えるのは面倒だし嫌いって人多いし、そういう相談受けるときもあるけど、英語で単語力は基盤をなすものだから、嫌いとか面倒とかで逃げてたら、合格は見えないよ。嫌いだとしても、コツコツやって、何とかするしかない!あと嫌いっていう気持ち自体が、勉強の効果を下げることもよくある。だから嫌いって言う言葉は、絶対に口に出さないようにしよう。

 僕は常日頃から、大学以降が本当の勉強だと思ってる。(もちろん社会勉強も含めてだよ。)高校まで(大学受験まで)は与えられたものを半強制的に勉強していただけだけど、大学からは何を学ぶかという選択をすることができるようになる。逆に言うと、勉強しない(笑)っていう選択肢もあるんだけど、勉強とは本来、自分の好きなことを追及するのが正しいと思うんだ。だからみんなには、一刻も早く大学に入って欲しいし、このHPだって予備校での仕事だって、その手助けに少しでもなればと思うから、一生懸命やってるんだ。

 そのためにみんなには、大学受験の期間だけは、好き嫌いとかいう小さい尺度で勉強せずに、大きな目標に向かって努力して欲しいんだ!嫌いなものを避けたくなる気持ちは分かるけど、そうすると大きな目標も逃げていってしまうよ!

 PS 嫌いなものは、たいてい逃げてだから嫌いなはず。「苦手教科克服法」にも書いたけど、できない教科の方が力が伸びる可能性があるし、できるようになれば段々好きになるはずだよ。嫌いとか苦手という意識を極力捨て、できる喜びを味わえるようになるまで、真摯に勉強しよう!


Q.バイトをしたらまずいですか?

 A.可能な限り、バイトはやめた方がいい!勉強時間だけじゃなく、時間は絶対なものだから、バイトで時間が取られてしまうのは、非常に痛い。受験生なら、自分の時間は全て受験勉強に当てるぐらいじゃないと厳しいよ。

 受験費用などに関して、バイトをしないとやっぱり厳しい場合もあると思う。そういう場合は、「大学に入ってから必ず返す!」という念書を書いてでも、保護者にお金を借りるようにしよう。大学は時間に余裕があるし、家庭教師などのおいしいバイトもあるから、十分返せるはずだよ。また、奨学金を探すという手もある。将来社会人になってから返す奨学金なら、比較的簡単にもらえるから。(ただ、これは大学に入ってからの授業料への奨学金がほとんどだと思うけどね。)くれぐれも、あやしい金融業者に借りちゃだめだよ。勉強どころではなくなるから。

 とにかく、なんとかお金の面は工面をつけて、勉強に専念できるようにしよう。中途半端に勉強して受験に失敗し、もう一年勉強しなければならないとしたら、それこそ金銭的な負担がかかるから、本末転倒になっちゃうよ!

 PS どうしてもバイトをしなければならない場合は、短時間で疲れないもの、バイト中に勉強できるもの(せめて本を読めるもの)、息抜き代わりになるもの(バイトが終わったら即勉強)など、できる限り受験勉強に支障をきたさないものにするといいね。そしてバイトで時間が取られている分は、それ以外の時間で必死に挽回しよう!または、一度社会に出て金銭的に余裕が出てから、大学に入るというのも一つの方法。それの方が大学で学びたいことが見つかってから入るので、勉強にもっと目的が出ていい面もあるしね。


Q.浪人生に不利な学校があるって本当ですか?

 A.この質問は、特に医学部志望の受験生からよく受けることがあるんだけど(多浪生や再受験生などが多いからね)、まず、大学関係者じゃない限り不利かどうかは絶対に分からないし、気にするだけ無駄だってことを認識しよう。

 これだけじゃなく、大学の合格基準に関して質問を受けるときがあるのだけど、これはもし分かったとしたって、受験生の側からしては何かができるわけじゃない。だったら、こんなことを気にしている時間があったら、勉強時間に当てたほうがずっといい。(もちろん不安に思う気持ちも分かるんだけどね・・・)

 話を聞くと、確かに浪人生に対して厳しい学校はあるとのこと。一番簡単に調べるのは、受験データの載っている本で、合格者の現役と浪人(浪人年数があるときも多い)の割合を見ること。それであまりに不利なようなら避けるのも一つの方法ではある。ただし、その年だけ特別だったかもしれないし、本当に行きたいところなら、そんなことをかまわずチャレンジすることを僕はすすめるな。

 また大学側からしても、優秀な生徒を取りたいという気持ちがあることは間違いないから、何浪してようが、いい点数さえ取れば合格させてくれるはず。また今後は、もっともっと社会人入試とかを取り入れる傾向にあるので(子供の数も減ったしね)、こういう有利不利はなくなると思うよ。

 とにかく、自分ではどうしようもないことを気にするぐらいなら、その時間を勉強に当てて、少しでもいい点数を取れるように努力しよう!


Q.どこの予備校がいいですか?

 A.「どこの予備校がいいか?」とか、「○○予備校について知ってますか?」などの質問を受けるときがあるんだけど、これに関しては僕からはコメントができないんだ。というのも、僕が知ってるのは自分が通っていたところだけで、しかもかなり前(笑)なので、詳しいところは分からない。自分の働いている予備校も、教える側と教わる側では見方が変わってしまうし、僕が授業を受け持つとは限らないから、これもうかつにコメントできないんだ。(もちろん僕の教え子になってくれた人には、全力で教えるし、しっかりと指導できる自信もあるけどね。)

 そもそも、予備校は質の高い講義などで知識を与えてくれる場所であって、あくまで勉強は自分でするもの!だからどこに行くかより、どう利用するかの方が明らかに大事だよ!

 予備校選びのポイントについては「いろいろなものの利用法−予備校」に詳しく書いたあるので、それを参考に、いろいろと問い合わせたり、情報を集めたりして、自分で決めようね。


Q.勉強の質を上げるにはどうしたらいいですか?

 A.勉強はもちろん量をこなさないといけないけど、ただ闇雲に勉強しているだけでは効果が薄い。だからが重要!

 質を上げるにはいくつか方法がある。まず一番大事なのは集中力!特に暗記教科は、集中して勉強しないと、どんどん抜けていってしまうよ。当たり前のことだけど、集中して勉強することが、質の高い勉強をする上での大前提。

 次に大事なのは、目的をもって勉強すること!「今やっている勉強は何を狙って勉強しているのか」を、常に把握しとくんだ。例えば英文解釈なら、「これは細かく読む勉強」とか「これはすばやく大意を取る勉強」とか、あるいは「これは設問を正確に解く勉強」などね。目的をもって勉強するとしないとでは、その効果には雲泥の差が出てくるよ。

 そして最後に、計画をしっかりと立てて勉強すること!これは上の目的にも関係あることだけど、自己分析とそれにあった計画をしっかりと立てて勉強すれば、自分に足りないところを中心に勉強できるし、短時間で自分の実力を挙げることが出来る。

 もちろん、いくら質が高い勉強をしたって、量が圧倒的に足りなければきつい。質の高い勉強を、出来るだけ多くやること!質と量の両立が大事なんだ!


Q.英語が苦手なんですけど、どうすればいいですか?

 A.正直なことを言わせてもらうと、これだけではアドバイスのしようがないんだ。というのも漠然と英語が苦手というだけでは、どこがどのように苦手で、そのためにどこを勉強すべきかという対策が立てられないんだよね。

 まずはHPの<英語を得意教科にしよう!>を熟読してほしい!そこにあるように、受験英語は英語という一教科の中に、さまざまな分野が分かれていて、それが独自に問われたり、統合されて問われている。

 だからまずは、自分は英語の特にどの分野が苦手なのかを分析すること。それが一番大事!そうすればおのずと対策も立てられるはず。

 また効果的な勉強の方法についてのアドバイスもHPにあるので、まずはそれを参考に自分なりにアレンジして勉強してみよう。最初はなかなか効果が出ないかもしれないけれど、ちゃんとした分析と対策をした後なら、次第に効果が出てくるはずだから。

 それと一般的に言えることは、英語が苦手な人は基礎的な文法や単語・熟語力が足りないのに、読解を必死になってやって、その努力のわりに身についていない人が多い。HPにも書いてあるように平行して勉強していくべきだけど、ある程度の文法と単語・熟語力をつけてから読解に入っていくのも一つの方法。そして読解もいきなり難しいものではなく、最初は簡単で短めのものからだんだん難しい長めのものに移行していくといいね。

 それらをやってみてから、具体的に英語の○○が苦手とか、○○の特にXX(たとえば文法の仮定法とか)がなかなか理解できない、という風に具体的に質問してね。そうすれば効果的なアドバイスができると思うので。あとHPはできるだけ更新してみんなの役に立つものにしたいから、ここがわかりにくいとかこの方法を試したらうまくいったとかの質問や感想も気軽にメールしてね。


Q.一日に何時間勉強すればいいですか?

 A.「少しでも長い時間勉強したほうがいい!」これは絶対的な答え!

 何時間勉強すれば合格できるとかいう目安はないんだ。だから生活で必要な時間以外の時間は、全て受験勉強にあてるぐらいの気迫が必要!

 ただもちろんそれには限界があるし、だらだら長時間やっても意味がない。受験勉強以外に自分のことを見直したりする時間も大切だしね。

 だから重要なのはメリハリ。机に向かったらまずこれをやるって決め、それが終わるまでは絶対に勉強をやめない。終わっても集中力が続く限り勉強する。そして息抜きをするときはしっかりと息抜きする。そして集中できそうになったらまた机に向かって勉強する。このメリハリは簡単なことのようだけどけっこう難しいから注意だよ。

 あと逆に、一日何時間やろうとか目安を設定してしまうと、何時間勉強したという事実だけで満足してしまうことも多い。重要なのは時間数より、その時間内にいかに多くの知識を頭に定着できたかということ。だから「何時間やるか」より、「どれだけやるか」のが重要なんだ。(この違い分かるかな?)

 僕の場合は、問題を解く時以外は時計は極力見なかった。集中力が続く限り休憩も取らなかった。で疲れてきたらちょっと休憩したり、他の教科をやったりして、少しでも長い時間勉強するようにしてた。もう限界ってなったら休んでたけど。それと、勉強する前にここまでは絶対やるって決めたら、たとえ疲れてもその終わりまでは勉強をやめなかった。この忍耐力とか集中力を持続させようっていう力が合格に生きたんだと思う。(本番の試験中は疲れたからってやめることはできないんだからね!)

 これが必ずしもいいとは思わないし、人間の集中力は1時間しか続かないって言われてるから、50分勉強&10分休憩のサイクルを何回も続けるなんてのもいいと思うよ。ただ、がむしゃらに(もちろん集中してだけど)勉強しようっていう気迫も大事だよ!それと、集中度合いによって勉強する教科や内容を変えたりするのも効果的な作戦。いろいろな勉強時間のサイクルを試してみてね。(体調・勉強の進行状況・自己分析などによって、日によって変えてみるのもいいね。)

 とにかく、他の受験生達は必死に勉強してるんだから、自分も負けないよう、限界の少し上のレベルまで勉強しよう!

 *アンケートでみんなの勉強時間のデータを取ってるので、それを参考にしてもいいかも。みんなも投票してみてね!


Q.偏差値は上がらないし、判定も悪いのばかり。
志望校に合格するのは無理なのでしょうか・・・?

 A.じゃあ僕から逆に質問するね。もし僕が「無理だね、あきらめたほうがいいよ。」って答えたら君はどうするのかな?

 言われた通りにあきらめちゃう?そんなことないよね。本当にその志望校に行きたいんでしょ?だったら「なにくそ」って頑張るんじゃないかな?

 そう、無理って思えばどんなことだってかなえることはできないんだよ。それを決めるのは僕じゃない、君自身なんだ。

 僕の好きな言葉に、「あきらめなければ可能性は100%ある!」っていうのがあるんだけど、可能性がどれだけあるからチャレンジするんじゃない。その可能性の%を決めるのも自分自身だし、可能にできるかどうかも自分の頑張り次第なんだ!

 偏差値も判定も、受験当日に最高潮を迎えればいいんだから、気にしすぎちゃだめ!(特に現役生は)もちろん良いにこしたことはないけどね。模試ってのはそれ以上に、自分の現状を把握&分析し、今後の勉強に役立てるためのものだから。(偏差値や判定が悪いという事実じゃなく、どうしてあがらないのか、今何が自分に足らないのかを考える目安にすることのほうが大事!)

 本当にその大学に行きたいんだったら、無理って思う前に、無理をくつがえすくらいの気合が大事だよ!そして自分に合った効率よい勉強計画、これも大事。

 *もちろん時と場合によっては、国公立を私立に変えるとか、受験教科の見直しとかも必要になる場合もある。浪人が許されるかっていうこともあるし。現実的にならなきゃいけないときもある。ただ最初っからあきらめちゃだめだよっていうこと。志望はあくまで高く、本当に行きたいのなら誰に何を言われても、意志は貫けるはずだよ!


Q.やる気がでないんですけど、どうすればいいですか?

 A.厳しいことをいうようだけど、受験生なのにやる気が出ないってのは、自分に甘えてる証拠!勉強がうまく行かないのをやる気のせいにしてないかな?

 多くの受験生は志望校合格を目指して、必死に勉強してるんだよ。彼らに負けないためにも、一刻も早く「逃げちゃだめなんだ!」ってことを自覚しよう。受験は厳しいものだってことを認識することなしに受験生活は始まらないのだから。少々やる気がでなくても、机にかじりついてでの勉強する根性も必要!

 やる気を出すためのアドバイスを少しすると、まずはちゃんと大学に入って何をしたいか?そうするにはどこの大学・学部がいいのかを考え、志望校を決めよう!そうすればおのずとモチベーションも高まるから、勉強にも身が入るよ。第一志望校の過去問を解いてみるのもどうかな?そうすれば自分の実力の無さと、それに対する反骨心がやる気を高めてくれるだろうから。

 ただ、日によってやる気がいまいち・・・ってことはあるよね。そんな時は思い切って息抜きするのも大事。勉強はメリハリが大切だからね。24時間、毎日集中して勉強するのは不可能だから。

 あと、やる気がいまいちのときでも、予習や今までやったたことの総復習(3段階復習の最後ね)ならできるはず。あと得意教科ならやる気がなくても頭に入りやすいし、できるっていう実感からやる気もでるはず。(そしたら苦手に戻ってもいいし)

 受験勉強ばかりしているとつい単調な生活になりがちで、不安からやる気が出なかったり、特には体調を崩したりしがち。だから、自分なりにいろいろと変化を持たして勉強すると、やる気が長続きしやすいよ!


Q.受かるかどうか不安で・・・

 A.不安なのはみんないっしょだよ。成績が上がらなければもちろん、勉強が順調で模試の結果がよくてもいつか落とし穴があるんじゃないか・・・って不安になるもの。

 僕も不安だらけだった。本当に受かるのか?自分の勉強法は間違ってないのか?志望校もこれでいいのか?などなど、数え上げればきりがない。

 不安のない受験生なんていない。みんなそのぎりぎりのところで自分を信じてがんばってるんだ。だから不安に思ってる暇があったら、その不安を消すくらい勉強するしかない!

 僕は、今思うとちょっと恥ずかしいけど、机の前に「これだけ勉強したんだから絶対受かる!」って紙に書いて張り出したりしてた。あと、今まで勉強して汚くなったテキストや問題集を机の上に積み上げたりも。

 とにかく一番怖いのは、不安不安と思うばかりで無駄に時間が過ぎてしまうこと。それと、自分に自身が持てなくなること。不安なのはみんな一緒なんだから、完全に不安を消すことは不可能。だったら、できるだけ不安がなくなるよう勉強して自信をつけるしかない。

 あと有効なのがイメージトレーニング!スポーツしてる人なら分かると思うけど、悪いイメージは自分を小さくしてしまいがち。大学に受かった後のキャンパスを歩く自分の姿を思い浮かべよう。(サークルとか合コンで楽しんでる姿でもいいし(笑))実際に大学に行ってみるのもいいね。


*今後もこのコーナーを充実させていきます。(昔のメールなども掘り起こしています)
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