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がんばれ大学受験生-先輩たちの投稿コーナー!
おもろさん

 現役で関西大学などに合格したおもろさんの投稿です。問題集や参考書での独学について、特に参考にしよう!


<データ>

名前 おもろ
受験状況 現役
受験科目 私立文系(英語・国語・日本史)
受験した年 2003年
受験結果 関西大学 社会→○、関西大学 文→○、同志社大学 文→○


<勉強法>

 僕は予備校ではなく、参考書・問題集ですべて勉強しました。そういう人の参考になればうれしいです。

 これは合う人、合わない人それぞれだと思います。予備校という環境でないと勉強できない人もいるでしょう。ただし、参考書はうまく使えば、予備校を超える力を持つと思います。だから、予備校に通っている人はこれを見ない方が良いかもしれません。

 参考書の良いところを3つあげます。

 1つ目は、同じ箇所を何度でも見れることだと思います。予備校の授業では、聞きそびれてしまったり、忘れてしまうことがあるでしょう。しかし、参考書だと忘れるたびに繰り返し、その場ですぐに見れる。

 2つ目は、好きな時に勉強ができることです。現役の人は特にそうですが、学校の後に予備校に行くと睡魔に襲われて勉強にならないということもよくあるでしょう。参考書による独学だと、まず家に帰って仮眠をとって、さぁ勉強!という風にできます。僕はそうしました。

 3つ目は、予備校の授業に比べて安くつくことです。予備校は交通費もかかるし、授業料もかなり高い。参考書・問題集だと、たくさん買ってもその値段が予備校にかかる値段を超えることはないと思います。

 ただ、大学別の傾向を詳しく教えてくれるのは予備校だと思います。僕はそれを知るために1日完結のプレテストは2回だけ予備校で受けました。そういう利用法は良いと思います。


<体験記とアドバイス>

       <英語>

 英語は文法・読解・語彙を中心に勉強しました。

 文法の参考書は学校で買った大きいものを使いました。といっても、文法に関しては問題集が中心でした。とにかく、同じ問題集を何度も完璧に繰り返すのが大切だと思います。これを夏休み終了までにやってしまうと楽です。

 語彙は自分に合う単語集を見つけることです。僕は「ターゲット1900」と「速読英単語必修編」を併用しました。また、CD付きのものを使うと良いと思います。

 読解は、9月から「ビジュアル英文解釈」を始めました。これの上巻を2度繰り返すだけで、英文が結構読めるようになりました。

     (英語おすすめ参考書・問題集)
   ●基礎英文法問題精講(旺文社)
   ●速読英単語必修編(Z会)
   ●速読英熟語(Z会)
   ●ビジュアル英文解釈(駿台)
   ●毎年出る 頻出英語長文(日栄社)
   ●よく出る発音・アクセントのルール(桐原書店)

       <現代文>

 現代文は、助言できません。最後まで勉強方法がわからなかったからです。 ただ、読書好きということもあってか、本番で良い点が取れました。

       <古文>

 古文の勉強はまず、活用・接続などをマスターし、同時に古文単語を覚え、それから読解へ移っていくというやり方をしました。

     (古文おすすめ参考書・問題集)
   ●望月 古典文法講義の実況中継(語学春秋社)
   ●マドンナ古文単語(学研)
   ●中堅私大古文演習(河合出版)
   ●古文上達(Z会)

       <日本史>

 日本史は得意でした。これは2年の冬休みから受験勉強を始めたので、かなりの武器になりました。社会は早ければ早いほど良いし、やれば伸びる科目なので手をつけやすいと思います。逆に、苦手としてしまうと、得意な人が多いだけに厳しくなるので、よっぽど英語に自信がない限りは選択科目はがんばって武器にするのが良いと思います。僕はこれにかなり救われました。

 勉強方法は菅野のサブノートを中心に進めました。教科書レベルは必ず押さえるようにしました。また、学校では文化史をまったくやってくれなかったので、独学でひたすら覚ました。学校によってはセンターまでに教科書すべてを終わらないところもあるでしょうから、夏休みなどに戦後を勉強するのも良いでしょう。

 また、これも人それぞれだとは思いますが、日本史で一番難しい時代は原始だと僕は思います。そしてみんな日本史を始めるとき、最初の原始から勉強するから難しくて挫折してしまうのだと思います。だから、そういう人には大化の改新あたりか、奈良時代あたりから始めることをすすめます。

 志望校の過去問研究をして、原始・戦後が出題されているかどうかを調べるのも大切です。

 僕は、日本史は受験勉強関係なしで、興味を持てました。そういうのも力に繋がると思います。

     (日本史おすすめ参考書・問題集)
   ●菅野の日本史Bノ−ト(旺文社)
   ●実力をつける日本史100題(Z会)
   ●用語集(山川出版)
   ●入試に出る日本史用語&問題2100(Z会)

 ※ただし参考書・問題集は人それぞれ合う合わないがあるので、ここに挙げたものは参考程度にしてください。実際書店で開いてみるのが1番良いです。


<その他>

 学校は2学期から時々休んで勉強しました。ハッキリ言って学校の授業は合格できるレベルではなかったからです。3年生、高校の思い出を残すのも大事ですが、楽しい大学生活のことを考えると、休んで勉強するのも必要だと思います。授業に出ても、いわゆる内職をしていました。先生は「休んで勉強してるヤツで合格したヤツは今までいない」と言っていましたが、気にしませんでした。

 模試はたくさん受けました。判定についてですが、「良い判定は気にしない、悪い判定は気にするべき」だと思います。良い判定が出ると、良いところばかり見えて、悪いところが見えなくなるからです。模試は弱点を探すためにあるのだと思います。

 友人・恋人についてですが、自分の受験に理解を示してくれる人となら付き合うのもプラスになると思います。互いに励ましあってがんばれます。

 本番ですが、模試とは比べものにならないほど、緊張しました。やばかったです。しかし、そこで落ちつきました。勢いに乗るまでに時間がかかるかもしれませんが、焦らないことです。


<みなさんへ>

 「たった90分の試験のために、どうしてこんなに勉強しなきゃいけないんだ!」そう思うこともあるでしょう。しかし、勉強したことは必ず90分の中で活きるはずです。それに気付いたときの喜びはすばらしいものです。がんばってください。


<KOMIKOMIからのひとこと>

 おもろさんのように、問題集や参考書での独学でも、しっかりとやれば合格できるはず。(逆に、予備校に通うだけで満足しちゃってる人は注意だよ。)やるのは、結局自分自身だからね。

 あと、日本史が得意なのはうらやましいね。僕は英語でカバーしてたけど、社会は確かに得意な人はすごいできるよね。だから、しっかりとできるだけ早い時期から勉強しよう!