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がんばれ大学受験生-英語の過去問分析データベース
早稲田大学−文学部
2008年度

 このページでは、早稲田大学−文学部2008年度の英語を僕なりに分析したものを公開します。過去問利用の時に、参考にしてね!

<データ> <時間配分と解く順番> <大問別分析> <問題全体のポイント>


<データ>

制限時間−90分
配点割合−75/200点(37.5%)
合格最低点−132.5点(約66%)…英語−約50点

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<時間配分と解く順番>

   〔1〕15分 〔2〕27分 〔3〕18分 〔4〕5分 〔5〕15分 〔見直し〕10分

   〔4〕→〔1〕→〔5〕→〔2〕→〔3〕

 *〔4〕の会話問題を最初にやるのは鉄則だが、その後の読解問題を解く順番には各自の工夫が必要。ただし、最後に〔5〕を回すのは、記述問題なので時間不足になった場合に超危険なので、早めに手をつけたい。〔4〕の後すぐにやってもいいが、語句空所補充の〔1〕でウォーミングアップをし、その後に取り組むのがいいだろう。残りの〔2〕と〔3〕は、通常の読解問題で実は一番やさしい〔2〕を先にして確実に解き、文空所補充問題である〔3〕を残り時間に合わせて読み方を変えて解くのがいいだろう。オーバーした場合を考えて見直し時間を取ってあるが、見直しする時間は本番ではない可能性が高い。


<大問別分析>

 〔1〕(A) 読解 テーマ−文学(児童書を書くコツ)

            難易度−☆☆ 内容度−☆☆☆ 勉強度−☆☆☆

         語句空所補充×7
          1.6.7.☆☆  3.4. ☆☆☆  5.☆☆☆☆  2.☆☆☆☆☆

    (B) 読解 テーマ−社会(産業革命による男女の労働分割)

            難易度−☆☆☆☆ 内容度−☆☆☆☆ 勉強度−☆☆☆

         語句空所補充×7
          8.12.13.14.☆☆  10.☆☆☆  9.☆☆☆☆  11.☆☆☆☆☆

 *ほとんどが前後関係で解く問題。しっかりと根拠を探して解くと共に、設問と関係ない部分を読み飛ばすことで時間を稼ごう。この問題で時間を稼げるかが、他の問題に大きく影響を与えるからだ。分からない問題はあきらめて次に進むことも大事。


 〔2〕(A) 読解 テーマ−社会(エコロジカルフットプリント)

            難易度−☆☆☆☆ 内容度−☆☆☆☆ 勉強度−☆☆

         内容把握×2
          15.☆☆☆☆  16.☆☆☆

    (B) 読解 テーマ−歴史(鑑賞用動物飼育の歴史)

            難易度−☆☆☆ 内容度−☆☆☆ 勉強度−☆☆☆☆

         内容把握×2
          17.☆☆  18.☆☆☆☆  19.☆☆☆

    (C) 読解 テーマ−文学(黒人小説家リチャード・ライトの生涯)

            難易度−☆☆ 内容度−☆☆☆☆ 勉強度−☆☆☆☆

         内容把握×2
          20.☆☆  21.☆☆☆  22.☆☆  23.☆☆☆  23.☆☆☆

 *内容把握しかなく、設問もほとんどが難しくないので、ここで点数を稼がないといけない。問題は時間。短めな(A)と(B)は設問を先に読み、該当箇所をすばやく探すように読むことが大事。長めな(C)はパラグラフごとのポイントを意識して読む必要があるが、伝記風になっているので読みやすいはず。


 〔3〕 読解 テーマ−社会(報告『文明の同盟』)

            難易度−☆☆☆☆ 内容度−☆☆☆☆☆ 勉強度−☆☆☆☆☆

       文空所補充 ☆☆〜☆☆☆

 *文空所補充なので、選択肢の中の指示語などのヒントを利用しながら、トピックのつながりで解くことが大事。また、時間が足りなそうな場合は、いかに強弱をつけて、重要なところのみを中心に読めるかが大事になる。その意味で、第3パラグラフの最終文で提示された4つの分野が、その後の第4〜7パラグラフでそれぞれ詳しく説明されているという論旨展開をヒントにし、27〜30をすばやく解けるかがポイント。重要な文章構成のパターンの1つである「項目分け」の読み方はしっかりとマスターしておかないといけないが、その練習になるいい文章と言える。また、内容的にも、西洋社会とイスラム社会の対立を中心とした世界の問題を知る上でとても興味深い。ぜひ読んでおきたい。


 〔4〕 会話読解(新入生歓迎パーティーの誘い)

            難易度−☆☆ 内容度−☆☆ 勉強度−☆☆☆

       語句空所補充 ☆☆〜☆☆☆☆

 *内容は分かりやすいが、選択肢の熟語の中には難易度が高いものも含まれているので、設問は簡単ではない。文法もヒントにしながら、消去法も交えて解くことが大事。


 〔5〕 読解 テーマ−文学(物語の舞台への想像)

            難易度−☆☆☆ 内容度−☆☆☆☆ 勉強度−☆☆☆☆

       要約(英語) ☆☆☆☆☆

 *早稲田大学文学部と文化構想学部特有の問題形式で、英文の要約は珍しい。論旨展開をヒントに作者の主張をすばやく正確につかむための要約力をつけることと、それを英語で表現する英作文の力をつけることの、両方が問われている。似たような問題がないので、日本語の要約問題を英語で書き、信頼できる先生に添削してもらう方法か、日本語でいいから要約の問題を解く練習をし、英作文は和文英作などで別に勉強する方法の2つが対策として考えられる。どちらにしろ、できる限りの対策をしないといけないが、優先すべきは要約力。設問に「in your own words(自分自身の言葉で)」とあるので本文をそのまま写してはまずいが、本文の表現の一部を変えながら、接続詞・関係詞・準動詞などを使ってつなげば自分の言葉には一応なるのだから、英作文の能力は最悪の場合あまりなくても突破できるからだ。


<問題全体のポイント>

 読解問題が多く、問題数や文章の分量も少なくないので、時間との勝負になる。ただし、設問が複合問題でなく同じ形式のみなので設問に合わせた読み方の修正はしやすいし、自分の苦手な形式も分かりやすいから対策もは立てやすい。やはり一番の問題は、特殊な問題である〔5〕。まずは、〔1〕〜〔4〕で点数を荒稼ぎし、〔5〕がそこそこ出来れば合格ラインに乗るだけの読解力をつけること。さらには、〔5〕の対策をできる限り行なうことが大事。詳しくは設問別のポイントに書いてあるので、それを参考にしよう。