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がんばれ大学受験生-はじめての方へ!
大学受験で大切な2つのこと

 このページには、大学受験で大切な2つのことを書きます。「がんばれ大学受験生」の全体的なコンセプトも分かるので、まずはこのページをしっかり読んでね。

<教えていて思うこと>  <能率のよい勉強をしよう!>
<大学受験をする意味を考えよう!>  <受験で大事な2つのこと>


<教えていて思うこと>

 僕は予備校で英語を教えることを、本当に楽しんでいる。一生懸命自分の将来に向かってがんばる若い生徒達をサポートするということは、自分にとっても大きな満足感があるものだからね。だから、授業はもちろん、その準備やプリント作り、授業外の質問や相談の対応なども、受験生に負けないように必死にやっているんだ。

 ただ毎年受験生達を教えていて、「もったいないなあ」とか「もっとこうすればいいのになあ」などと、歯がゆく感じることがいろいろある。そしてそういう受験生は、なかなか思うような結果を出せないんだ。そうなって初めてその受験生は悔しい思いをするのだけど、教えた僕もとても悔しい思いをするんだ。受験生と教師の両方ともが最善を尽くした場合は、結果がだめでも納得いくんだけど、そうじゃない場合が多いんだよね。

 そして、教えていて思うことを考えると、大きく2つに分けられるんだ。その2つは予備校生に限らずほぼ全ての受験生にも当てはまることだし、「がんばれ大学受験生」のコンセプトにもつながることなので、まずはそこから説明するね。


<能率のよい勉強をしよう!>

 1つは、「能率の悪い勉強をしている受験生がいかに多いか!」ということ。

 受験勉強は期間が限られている。ほとんどの人は1年だよね。その1年間で、志望校に合格できるレベルにまで学力を高めなくてはいけない。だからみんながんばってはいるんだけど、その努力の割に学力が上がらない受験生がとても多いように感じるんだ。その原因はもちろん、能率の悪い勉強をしているからに他ならない。

 もちろんこれは仕方ない部分がある。僕を含めてだけど、たいていの人は勉強が嫌いだし、勉強するということ自体にも慣れてない。だから、いざ受験勉強を始めようと思ったって、何をやっていいのか分からないことが普通だよね。その結果もあって多くの人が予備校に通うわけだけど、予備校は勉強内容を教えてくれる所であって、勉強のやり方を教えてくれる所じゃないんだ。もちろんフォローしてくれる予備校もあるけれど、フォローしてくれたとしてもそれは一般的な方法だけ。そもそも、受験生はそれぞれ学力や状況が違うのだから、その人に合った勉強法というのは自分で試行錯誤しながら見つけるしかないんだ!

 自分に合った効果的な勉強法は、自分で見つけるしかない。でも、全くゼロから作り出すよりも、その基となる方法があった方が探しやすい、ということもあって、自分の受験時代の経験を基にした学習法を、大学院時代から始めたこのサイトで紹介し始めた。そしてその当時から予備校講師・チューター・家庭教師などで教えていたし、実際に教えている受験生だけでなく、このHPを見てくれる受験生からもたくさん質問や相談があったので、それらを生かして少しずつ修正を加えてきたんだ。そして、大学院を卒業して本格的に英語講師として教えるようになってからも、HPで公開するだけじゃなく、授業中やプリントなどでもその方法を実際に教える生徒達に紹介してきた。

 HPというものの性質上、その全てをここに書くことはできないんだけど(以前聞いたところでは、HPはテキストが多すぎると読まれないんだって、っていう割にそれでも多いけどね(笑))、このコーナーでもみんなが自分に合った勉強法を見つける基となることをたくさん提供するつもり。その中から取捨選択し、試行錯誤しながら、自分なりの勉強法を早く確立してね!これができるかどうかが、受験の合否を大きく左右するからね。

 ただし気をつけて欲しいのは、このサイトにあるのはあくまで作成時点での僕が勧める方法だということ。さっき書いたように、僕は教える経験の中から、適時修正を加えているんだ。受験制度も、受験生の性質も、次第に変わってきているから、それにも対応しなきゃいけないしね。あと、昔は単なる自分の経験則でしかなかったものが、教える中でだんだんと論理的に説明できるようになってきた。こういうことを言うと以前教えていた生徒に悪いんだけど、僕の指導自体も毎年洗練されてきているように思う。そういう意味で、今後の勉強で行き詰った時は、質問だけじゃなく相談も、まずは予備校や学校の先生の所に行こう。いろいろな人のアドバイスを聞くのはとても大事なんだけど、やはり大学生などと、先生とでは全然違う。前者は自分の経験しかないのに、後者は教える経験によって変わっていくからね。また、教えているといろいろなタイプの学生と出会うから、アドバイスの際の柔軟性も出て来るんだ。もちろん、大学生だってちゃんと指導できる人もいるし、先生だって方法論やポリシーがない人、あるいはそれに自信を持ちすぎて柔軟性がない人もいるから、一概には言えないけどね。

 もう1つ、あくまで基本形だということも注意して欲しい。実際に教えている生徒が相談に来る際には、まずはその生徒の相談内容をよく聞いて、できる限りその人に合うアドバイスをするように心がけている。もちろんその際の基本になるのはこのサイトで紹介する勉強方法だけど、生徒によっては大きく変えることもあるんだ。

 だからみんながこのHPを利用する際は、あくまで自分なりの勉強法を確立するための土台作りに利用するようにしてね。


<大学受験をする意味を考えよう!>

 もう1つ思うのは「やる気のない受験生がいかに多いか!」ということ。

 もちろんやる気のある生徒がほとんどだよ。ただし、明確な意思を1年間持ち続けてしっかりと勉強し続けられる生徒って、実はけっこう少ないんだ。とりあえず受験生になったし、予備校行かないとまずそうだからとりあえず通っておこう、みたいな感じの予備校生が多くなっているのに驚くことがある。そういう生徒は受動的な勉強しかしてないから、質問などの反応が少ないし、教えていても正直面白くないんだよね。質問がない方が楽は楽だよ。でも、僕は楽で儲かる仕事を求めて予備校で教えているわけじゃない。充実感を感じたいからやってるんだ。

 だから、やる気のある生徒には、プライベートの時間を削ってもいくらでも喜んでサポートするけど、やる気がない時点で正直言って教えようがないんだ。もちろん、どんな生徒相手でも授業などは手を絶対に抜かないけど、それ以上はサポートのしようがない。そもそも大学は義務教育じゃない。大学に行くかどうか、そしてどこの大学に行くかは、受験生各自の意思によって決めるべきなんだ。やる気がなければ、最初から受験しなければいい。受験はしっかりとした意志を持って取り組めば人生にとって有益だけど、だらだらやるなら全く持って無意味だからね。ただ大学に行きたいのなら、少子化のせいで定員割れが起こっている時代なんだから、どこでもいいなら勉強しなくても受かる。貴重な人生の1年間を大学受験だけに使うのはもったいないから、受験よりももっと有意義なことをしようよ。(本当のことを言えば、大学受験は学力アップだけじゃなく、いろいろな意味で人間を成長させてくれるから有意義なんだけど、本質が分からず嫌々やっている人には本当に無意味だし、そういう人はおそらく大学に入っても何も学べないから、大学進学自体を再考することを勧めるよ)

 あと、みんなは今の時点では分からないことだと思うけど、大学は高校までと全然違う。高校までは何を勉強するかを学校側から決められているのが普通だから、半ば強制的に勉強させられている感じだけど、大学は何をどのように勉強するかを、全部自分の意志で決めないといけない。だからこそ勉強しないという選択肢が生まれてしまうんだけど(笑)、勉強ってのは本来自分の意志で決定して初めて意味があるんだ。その意味では、受験勉強は本当の勉強ではない。本当の勉強のための下準備という方が適切なんだ。それは別にしても、勉強に限らず大学側からは何も与えてくれないから、明確な意思がないと大学生活が無駄に終わっちゃうよ。勉強だけが大事じゃないけど、友達作りなどの社会勉強も含め、その意味ではやる気がない人間が大学に受かっても、大学では何も得られないまま時だけが過ぎてしまうんだ。(えらそうなことを言っているけど、僕も大学の時はそうだった。テニスサークルではキャプテンもやってたし、社会勉強は人一倍出来たけど、学業の面ではほぼ何も学んでないに等しかった。僕の場合は大学院に行って少しは勉強したからまだよかったけど、あのまま卒業して先生になっていたらと思うと、ぞっとする。だから、昔の僕みたいな大学生を増やさないためにも、最近は大学の授業でも、大学生が勉強をする意味を考えさせるような話をすることが多いんだ)

 大学は義務教育ではないのだし、受験するかどうかだって各自の意志次第なのだから、やる気を出させるのが予備校教師の仕事だとは、僕は基本的には思ってない。あくまで、受験生各自が決めるべきものだからね。でも、やる気の出ない理由によっては、僕ら教師がサポートできることもあることはある。逆に言えば、教師のせいで生徒がやる気が出ないということだってある。なのに、受験生次第だって全てをゆだねてしまうのも責任放棄だから、僕ら教師も生徒にいかにやる気を出させるかを考え、実行しなければいけない。

 やる気の出ない生徒はたいてい、勉強ができないからやる気が出ないんだ。そしてそのできない理由は、最初に書いた能率の悪い勉強法をしていることにある。よくあるのは、ちょっと努力して成果が出ないと、「自分はどうせこんなもんだ」とか決めつけて、努力自体を放棄してしまう人。これは非常にもったいないことなんだ。勉強は努力に正比例して成果が出るわけじゃない。成果が出るには少し時間差があるんだ。これについては後で詳しく説明するからちょっと置いておいて本題に戻るけど、教師ができるだけ分かりやすい授業をし、分からない部分はしっかりと質問で対応し、さらには効率のよい勉強方法を教え、勉強をできるようにすることで、受験生のやる気を上げることは可能なんだ。もちろんこれだって、生徒がただ授業を受けているだけじゃだめだけどね。

 あともう1つ、受験というものをしっかりと受験生各自が考える手助けをすることで、やる気を上げさせることも可能なんだ。たいていの受験生は、受験学年が近くなってから仕方なく勉強を始める。それが普通だし、しっかりとやれば本気の受験勉強は1年間で十分だけど、時間的な余裕がないから勉強だけで一杯一杯になってしまう。これはもったいないんだ。受験で大事なのはもちろん勉強して学力をつけることなんだけど、もう1つ自分の将来を見つめ直すことも大事なんだ。僕自身も、浪人生時代に自分の将来の希望をしっかりと考えたからこそ、今予備校などで英語を一生懸命教えている自分があるわけだし、このようなHPを作るようになったのもその時に考えたことが大きい。だから、予備校の授業でも少しずつそういった面も、授業中の説明やプリントなどでフォローするようにしてきた。しかも幸いなことに僕は、大学でも教えているから、予備校の普通の先生方よりも大学について詳しいしね。なのでこのサイトでも、みんなに受験や将来をしっかりと考える基となるようなことを提供するつもりだよ。

 だからみんなは、それらを基に、自分なりにしっかりと自分の将来や大学受験について考えるようにしようね!


<受験で大事な2つのこと>

 長くなってきたからまとめるね。

 大学受験で大事なのは、合格できるだけの学力をつけるいわゆる受験勉強と、大学受験や自分の将来について考えることの2つなんだ。これは、どちらが欠けてもだめだよ。密接に関係があるからね。詳しいことは他のページを読んでいけば分かるので、まずはこの2つが両方とも大事だということを、しっかりと認識しておこう!

 だからこのサイトでは、受験生のみんなに、英語を中心にとした能率のよい勉強法をいろいろとアドバイスすると共に、やる気を上げるためにみんながいろいろと考える基となるものも紹介します。ぜひ有効に役立ててね!