ちょっといいもの-映画好き?
「ブリジット・ジョーンズの日記
きれそうなわたしの12か月」の感想

 いやー、ブリジット最高!何てドジで、笑えて、しかもキュートな女性なんだろうか。

 前作も面白かったんだけど、前作はブリジットのだめっぷりがメインだったじゃない?今回はブリジットにやっと彼氏ができて、しかもラブラブで、イマイチかなあ・・・、って最初は思ってたんだけど、どんどんダメダメになっていったね。しかも、その失敗の種をしっかりと自分でまいてる。これぞブリジットって感じ。(笑)

 でも彼女のいいところって、やっぱり自分に正直なところなんだよね。あのぐらいの年だと周りを気にしちゃって、妙に大人ぶったりしそうだけど、ラブラブなのを素直に見せちゃうし、やきもち焼くとすぐ怒り出しちゃうし、ってな感じで、いつも自分の感情に正直に生きてる。そこがかわいいところなんだよね。しかも、彼氏がお堅い弁護士なもんだから、そのギャップがますますうける。スピーカーフォンで流れちゃうところなんて、最高だね。

 そして相変わらずいい味出してるのがダニエル。だめんず丸出しなんだけど、やっぱりいい男なんだよなあ。僕ら男から見れば大敵だけど。(笑)もてるものうなずけるし、ブリジットが魅かれそうになるのも分かる。でも、最後の最後でコールガールが来ちゃうとこなんか、憎めないよね。しかもニューハーフ。(笑)あの魅力に負けそうになりながらも負けなかったところが、今回ブリジットをますますかわいく見せた一番の要因かもね。そうそう、ヒュー・グラントが、ますますエロ親父キャラになってきたと思うのは、僕だけ?

 この映画はテーマとかより、とにかく素直に笑った方が楽しいって感じの映画なんだけど、かなり細かいところまで気を使って作られてるんだよね。最初の「サウンド・オブ・ミュージック」のパロディーから、もう面白かったもん。ストーリーだけじゃなく、セリフ回しにもいたるところに現れてる。すごいおしゃれで、上手くできたセリフが多かった。英語で見ると、もっともっと面白いはず。こういうのを日本語字幕にする人は、大変だろうなあ。教材で使おうかな。でもこんなの使っていいのか?(笑)

 それにしても、レニー・セルウィガーの太りっぷりったら半端ないね。前作見たときは初めてだったので、その後にみた「シカゴ」の時の細さにびっくりしたんだけど、今回はそのイメージもあってか、前作よりも太ってた気がする。あんなに太ったりやせたりして、体壊さないんだろうか?3作目はさすがにないかなあ。

 前に英語の雑誌でみた記事によると、やせた彼女と太った彼女とでは、太っている方が人気あるんだって。複雑だろうね、彼女にしてみれば。普段はあんなに細いんだから。僕も太った方がかわいいと思う。これはよく言うんだけど、女の子が思っているほど男はやせた人が好きではないんだよね。でも、ぽっちゃりはいいけど、太ってるのは嫌だというわがまま男が多いから、微妙ではあるのだけど。

 とにかく、いろいろと楽しませてもらったし、見終わって元気が出たから、星4つにしよう。原作も読もうかなあ。

(2005.4.7)