ちょっといいもの-映画好き?
「キッド」の感想

 なかなかよくなかった?ちょっとノスタルジックっていうのかな?昔の事とかを思い出しちゃったよ。

 みんな絶対子どもの時に夢とかああるんだけど、それってだんだんなくなって大人になっていくじゃない?(僕は歌手になりたかった(笑))だから自分の今の姿を子どもの時の自分が見たらどう思うんだろう。きっと映画の男の子みたいな反応をされるんじゃないかなあ?

 でもいまはいまで一生懸命夢を持って生きてれば、きっと子どもも納得してくれるはず。だから今をがんばんないと。そんなことを考えたよ。

 あと思ったのが、みんなコンプレックスってあるじゃない?それを克服するかが成長していくがが大事だよね。ラスは自分の容姿の悪さを、イメージコンサルタントとして克服した。かわりに人間性ををうしない、傲慢になってしまった。そういう意味で彼は失敗例なんだろうけど、過去の自分と向き合う事によって、新しい自分を見つける事ができた。

 その姿はとてもよかったし、共感も持てたよ。社会的には成功しているけど人間的にはけっして成功とはいえない男が、ある事件をきっかけに人間性を取り戻すって展開は、それをちょっとハリソン・フォードの「心の旅」に似てる。(この映画はまじでおすすめ!)この映画はそのきっかけをファンタジーにしてるので、そこが評価の分かれ目だろうね。(ディズニー映画っぽい)

 僕はけっこうよかったと思うよ。でもちょっと男の子、ていうか男の人向きだね。もっと年上の大人の男性が、自分の子どもと一緒に見に行って欲しい映画です。(終わった後きっといろんな話しもできると思うし)

(2000.10.30)