ちょっといいもの-映画好き?
「ミート・ザ・ペアレンツ」の感想

 いやー、笑えた笑えた。あんな親父やだよねー。(笑)

 僕はまだ結婚してないのでああいうシチュエーションを経験したことないけど、彼女のお父さんってやっぱ怖いよね。すげー緊張してる中、家族に好かれたいと思ってがんばるけど、やることやること悪い結果に・・・このグレックの間抜けさが、まじで笑えるんだよなあ。

 でも、彼の気持ちも分かるよね。1つうそついちゃうと、それが回り回って次のうそに結びついちゃってがんじがらめ・・・この映画はコメディーだから、極端なほど悪い方向に向かっちゃうけど、ああいうのって恋愛だけじゃなくてもありえること。良くも悪くも、方向性ってあるんだよなあ。

 そしてやっぱり、デニーロ最高!あんなお父さんだったら、それだけでびびっちゃうよ。セリフがウィットに富んでるし、意地悪いんだけど、憎めないんだよなあ。

 全然かみ合わない2人だったけど、最後は娘と恋人への愛が一致して、和解する。まあありがちだけど、さわやかでいい感じだね。しかも最後に、グレッグがやっぱりうそついてたことを知るジャック。この後も2人の笑えるやりとりは続いてくんだろうなあ・・・って考えると、ラストもおしゃれだったね。

 その他にも、細かい笑いがたくさんあって、笑えたなあ。あと、軽いひねりもよかったね。特に、猫がおしっこをしちゃう場面は、プレゼントの鉢植えにするのかなと思いきや、まさか遺骨の灰にとはね。(笑)

 いつか僕がああいう状況になることを想像すると怖いけど、この映画見てちょっと楽しみにもなったなあ。笑えるいい映画だったので、星3つ!

(2003.3.10)