ちょっといいもの-映画好き?
「ロード・オブ・ザ・リング」の感想

 けっこうよかった。でも途中だから、まだ何とも評価しづらいというのが、正直なところ。(あと2作続くって話しだね。)

 話はロールプレイングゲームみたいだけど、友情とか自己犠牲とか人間の成長とか、感動できる場面はすごいたくさんあった。最後のサムのセリフとはジーンときたし、ガンダルフやボロミアが死んじゃったシーンは、かなりやるせなかった。(ガンダルフは実は生きてる気もするけど・・・)しかも、彼らは種族が違うわけでしょ?そういう違った背景にいる人が団結して、1つの目的に向かって進んでいくというストーリーは、僕好み。

 あと、指輪というものの魔力に引き寄せられ、自分の悪い部分が出てしまうところなんかも、面白いところだね。やはり、支配欲とか権力欲とかってあるものだし、それが思わず表面に出てしまう人々を見て、しかたがないなって思う部分がある。でも、欲との戦いってのも、この映画で描きたかったことじゃないかな?純粋なフロドですら、指輪を指に近づけると、支配されそうになるでしょ?そういう葛藤もよく描けてると思う。

 次回作を見てみたいなと思わせる作品だったし、この映画だけでもかなり面白いとは思うけど、今後の展開に期待を込めて、辛めに星3つ。(今後の評価によって変わりそうな感じだね。)

 PS エルフの男の子が、セイン・カミュに似てない?

(2002.12.2)